チャレンジカフェから巣立った人たち

丹波栗きん豚の、みんなを笑顔にする豚まん

「手づくり豚まんの店 吉吉」
  吉見憲明さん 順子さん
連絡先:090-4649-1094
丹波市内で生まれ育ったご夫婦が、2016年冬、丹波栗きん豚でつくる「手づくり豚まんの店 吉吉」開業。イベントでの出店や、土曜日の「ショッピングセンターアルティ」内サンウエキでの販売などを行い、そのふんわりもちもちした食感、ジューシーな味わいが地域の大人から子どもまで愛され、話題となっています。この美味しい豚まんができるまでを思うと、「感謝しかない」と語る吉見さんご夫妻。ここではその起業秘話にせまります。
  • Q.
    お二人は、丹波市のご出身だということですが……。
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    A.
    吉見憲明さん(以下、憲明):はい。僕は市島町、妻は春日町の出身です。お互い進学や、仕事の関係で少し丹波を出たことはありましたが、ほぼ丹波市内で暮らしてきました。
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  • Q.
    Q.丹波栗きん豚まんの販売を始められたのはいつごろですか?
    A.
    憲明:2016年11月のはじめに、春日町で開かれたイベントが初出店です。同じ年の8月に、それまで勤めていた会社を辞めて、それから厨房をたてて、試作を重ねて……納得のいく商品が出来上がったのが10月末だったので、ギリギリでしたね。
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  • Q.
    とてもスピーディな起業ですね!豚まんの販売をしたいと思ったきっかけはどんなことでしたか?
    A.
    吉見順子さん(以下、順子):まず、「丹波栗きん豚」との出会いがありました。「丹波栗きん豚」は、丹波栗のB級品を飼料にして育った、うま味成分の高い豚肉です。私の実家の家業でもある「サンウエキ」でのみ販売しているのですが、精肉での販売しか行っておらず、もっとみんなに気軽に食べてもらえるような形はないかと考えていました。
    憲明:食べるとほんのりとした甘みがあり、脂身もさっぱりして本当に美味しい豚肉なので、この豚肉を多くの人に知ってほしい。それが初めの気持ちとしてありました。
    順子:「豚まん」という形には、気軽に食べられる、大人から子どもまで楽しんでもらえるようなものとして、良いのではないかと思いました。
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  • Q.
    それまで、調理の経験はありましたか?
    A.
    憲明:ほぼ全くなくて、前の仕事も食品関係ではありませんでした。そのこともあり、妻から豚まんの案を聞いた時は、「そんなことできるのかな」と不安ばかりでした。でも、物は試しにと、自宅キッチンで試作してみたところ、思いのほか美味しくて驚きました。
    順子:我が家の子どもたちも、とても喜んで食べてくれて、「おいしかった」「また作って」と何度も言ってくれました。そのことが、私にも、夫にも、励みになりました。
    憲明:子どもはとても正直なので、試作品でも美味しいと思わなければ「美味しくない」とはっきり伝えてくれますし、実際に残したりもします。その分、「めっちゃおいしい!」と笑顔を見せてくれた時の喜びはひとしおでした。コストはかかってしまうのですが、それでも材料に妥協をしないことと、皮もあんも包むのもすべて手作りで行うということにはこだわっています。
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  • Q.
    現在のような美味しい豚まんになるのには、試行錯誤があったのですね。
    A.
    憲明:実は、普段からお世話になっている方に「栗きん豚で豚まんを作りたい」という話をさせてもらったところ、「夢があって面白いやん」と言ってもらえ、また中国の知り合いで豚まんを販売していた人を紹介していただくこともできました。その中国の方から、具のアイディアや手順など、細かく丁寧に教えていただき、参考にさせていただきました。あの出会いがなかったら、今の「丹波栗きん豚まん」はできていなかったと思います。また、お店を始めるということに関しても商工会の「チャレンジカフェ」に参加して、会計講座や個別相談など、本当に勉強になりましたし、身近に何でも相談できる所があるということで感謝しています。
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    ↑念願の丹波ハピネスマーケット初出店。行列ができる人気ぶり
  • Q.
    たくさんの良い出会いがあったのですね。
    A.
    順子:はい。それを改めて感じたのが、11月のイベントでの初出店のことでした。本当に喜んでもらえるのか、買いに来てもらえるのか、不安だらけの出店でした。ですが、開店前から行列ができて。仲の良いママ友さんをはじめとして、今までお世話になった方もたくさん来て下さいました。お店の前にたくさんの方が並んでくださった、あの光景だけは今も忘れることができません。
    憲明:実際に買っていただいたお客様と、直にふれあえることもとても新鮮でした。「美味しかったわ」「美味しかったから次も買いに行くわ」「お友達の分も買うわ」などと声をかけて頂けて、喜びと感謝でいっぱいでした。
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  • Q.
    お二人が感謝をしながら、そして楽しんで、「手づくり豚まんの店 吉吉」を経営されているのが伝わってきます。
    A.
    順子:夫がお勤めに出ていたころよりも、家族の時間が増えたのも嬉しいことです。大変なこともありますが、夫はよく周りの人に「生き生きしているね!」と声をかけてもらえるようになりました。
    憲明:現在、週に一度土曜日に、アルティ・サンウエキ内で販売しており、それ以外の日は毎日仕込みを行っています。今後、自分の店を持ちたいという夢もありますが、お客様の生の声を聞けることが励みになりますので、現在のようにイベント出店は続けていきたいと考えています。



    「手づくり豚まんの店 吉吉」
    連絡先:090-4649-1094
    原則毎週土曜日 9:30~ アルティ・サンウエキ内で出店
    出店情報・イベント情報・休日情報は
    Facebookページにて更新しています。