チャレンジカフェから巣立った人たち

趣味のバイクづくりを仕事にする

Ray Factory
  代表者 楠大二郎さん
Ray Factoryの「Ray」は、レイザービームのような直線に由来するのだそう。そんなレイザービームのように、「一直線」に進みたいと話す若き店主。今回は、氷上町出身の29歳、楠大二郎さんが立ち上げたバイク屋「Ray Factory」と、そこに込められた思いに迫ります。 営業時間 12:00~20:00
  • Q.
    「Ray Factory」を立ち上げた経緯を教えてください。
    A.
    23~24歳の時にバイクの世界に飛び込み、Ray Factoryを立ち上げる前は、氷上町のバイク屋さんに勤めていました。お店はバイクを販売するお店でしたが、自分はバイクの「カスタム」もしたいという思いに気がつき、2014年2月に独立、お店をオープンしました。
    Ray Factory店舗
  • Q.
    その行動の原動力となるご経験は?
    A.
    実家は自営業だったので、物を売ることやお店を経営することには小さい頃から親しんできました。親の姿を見ながら「自分でも商売をしたい」と思っていた最中、バイクをいじるのが好きな自分に気がつきました。学生の頃からバイクをいじるのが好きで、よく友達のバイクをいじっていました。
    作業中
  • Q.
    地元で起業する良い点と課題を教えてください。
    A.
    良いところは、友達がたくさんいること。Ray Factory立ち上げ時も感じましたが、自分にはないものを持っている人が周りにいるのが嬉しいです。例えばこの棚や壁のロゴ(写真下)も友達がつくってくれました。特に床貼りは、とても大変でした。立ち上げで費用がかかる中、技術を持ってる友人に助けてもらうことがとても多かったです。一方で課題は、バイクの需要が少ないということ。丹波市では車を使う人がほとんどなので、遠くの人でも「この人にお願いしたい!」と思ってもらえるような人になることが、今後の課題です。
    Ray Factory店舗内
    Ray Factory店舗内



  • Q.
    事業をおこす際になかなか踏み出せない最初の一歩。
    楠さんはどんな一歩を踏み出しましたか?
    A.
    「自分の理想とする人をみつけること」。
    例えば自分であれば、Luck Motorcycles (ラックモーターサイクル)の杉原雅之さん。自分がどんなに大変な状況にいたとしても、いつも明るく周りの人を元気にする、「そんな人に自分もなりたい」と、強く思える人と出会うのは大切な一歩です。
    楠さんが大切にしているショップカード
    杉原さんからもらったという、楠さんが大切にしているショップカード。
  • Q.
    今振り返って、「これがなかったら」「この人に出会えなかったら」ここまで出来なかったいう出会いや出来事はありますか?
    A.
    まずは既にお話した、杉原雅之さんとの出会いです。杉原さんを知ったのは2013年の夏頃。FacebookやInstagramで投稿されている写真を通して、彼の存在を知りました。それからは、京都にある彼のお店に頻繁に会いに行ったりと、行く度に毎回よい刺激をもらっています。

     もう一つは、全国のカスタムビルダー制作のカスタムバイク(チョッパー)の展示会「New Order 9th Annual」への参加です。展示会にでるまでは、「自分のバイクが評価されるのかな?」と不安でした。ですが杉原さんに背中を押されて参加を決め、自分のバイクがニューオーダーの「COOL PICK賞」を受賞することができました。それは、とても嬉しいことでしたが、何よりも「自分が尊敬する杉原さんも毎回出展する際に、『これで大丈夫かな?』と思っている」ことを知れたこと。どんなに凄い人でも、常に「挑戦している」。そんな人をみて、「自分も頑張らんと!」と喝を入れてもらった気がしました。


    前方「ニューオーダー賞」を獲ったバイク
    前方「ニューオーダー賞」を獲ったバイク

    「New Order Show」のポスター
    「New Order Show」のポスター。
    既に終わっているのに、捨てられないのだとか。

  • Q.
    日々大切にしていることを教えてください。
    A.
    「人に出会いにいく」ことです。
    足を伸ばして人と会いにいくことによって、いろんなことを「教えてもらえる」。時間があればそうやって人に出会って気付くことを大切にしています。
  • Q.
    余談ですが、お休みの日は何をしていますか?
    A.
    オープンしてから、一日も休んだことはないです(笑)。ただ、「遠くにいくこと」をよくしています。ふと遠くに行きたくなるんです。たまに無性に行きたくなるのは富士山ですね。昔よく親父と一緒に見に行った記憶があります。富士山は親父の会社の名前でもあり、自分が「初心に帰れる」場所でもあります。
  • Q.
    お店に訪れた人に、どういう時間を過ごしてもらいたいですか?また、今後の課題を教えてください。
    A.
    お客さんにとって、「立寄やすい場所」になりたいと思っています。その取り組みとして、お店を開いてBBQパーティーも開催したりしています。そうやって、地元の人や友人が気軽に集まれる場所をつくりたいと思っています。

    一方で、「場所に関わらず自分のファンをつくる」ことも今後の課題です。「あの人だからこそ頼みたい」、そう思ってくれる人を増やしていきたいです。難しいところは、「ショーにでる」ことと「売れるバイクをつくる」ことを同時にやらないといけないところ。ショーにでて名前を売ることも大事ですが、一方で日々の売り上げのことも考えないといけない。この両方のバランスが難しいとこですが、とても大切です。
  • Q.
    最後に、後輩経営者にアドバイスをどうぞ!
    A.
    まずは、「友達関係を大切にしておく」こと。自分がお店をオープンするにあたって、友達に手伝ってもらえたことは本当に助けになりました。オープン時には5〜6人の同級生が手伝ってくれました。そういう助け合いがとても嬉しかったし、応援してくれる仲間の存在は、お店をするにあたって大きな後押しになりますね。そして、「自分の理想とする人を見つけること」。「こういう風に生きたい」と思える人が見つかると、それに向かって頑張れますね。
    Ray Factory店舗内
    【取材後記】
    楠さんは若干29歳(2014年現在)ですが、自分の「好き」を仕事にすることに、恐れず飛び込んでいる人でした。尊敬する人にもらった物、友人がつくってくれた物、それをとても大切にしている様子から、「周りの人への感謝を忘れないことで、周囲の友達が自然と集まってサポートしてくれている」、そんな雰囲気を感じ取ることがでました。
    Ray Factory ブログ

    http://ameblo.jp/ray-factory/

    Goo Bike (お店情報)

    http://www.goobike.com/shop/client_8702143/

    Facebook

    https://www.facebook.com/pages/Ray-Factory/549016435224058