チャレンジカフェから巣立った人たち

起業塾で自分を支えてくれる人に出会えました

めがね工房+ラクーラ
  店長 高橋義人氏
連絡先 0795-71-5053
2013年11月開店。鯖江で磨いた手づくりの腕を活かしたオーダーめがねが特色。近畿でもこの店しかないブランド品も扱う。立地戦略を含む起業の裏側とは。

柏原町田路114-5

0795-71-5053

定休日 水曜日

営業時間 10:00~19:00

 

 

  • Q.
    ラクーラさんは昨年(2013年)11月の開店ですね。経営は順調でしょうか?
    A.
    はい、創業してようやく半年余りというところです。売上としては、当初描いた事業計画通りに推移しています。
  • Q.
    それはすごい。
    A.
    いえいえ、事業計画そのものが、1日お客様1人といった地道なところから積み上げて立てているので、手堅い内容なんです。自分の中では、お客様の認知度を含めて、まだまだこれからと考えています。オープンしてから、計画段階では気づかなかったことをお客様から気づかせてもらい、商品の幅を拡げたりもしています。
  • Q.
    もともと独立志向だったのですか?
    A.
    機械いじりが好きで、社会人としての初めは丹波市内の工場勤務です。人と接するのはむしろ苦手な方で。その後、別の市のめがね店で働きました。そこでは20年続いて、店長も任され、お客様との関係も築けたと自負もあったのですが、辞めざるを得ない環境になって。だから、積極的に独立を目指したわけではないのです。
  • Q.
    起業を決心されたきっかけは?
    A.
    お客様からの「待っているよ」という言葉ですね。お客様からの「ありがとう」という言葉が本当にうれしくて。そんなお客様の声に応えたい、めがねを通して社会に貢献したいと考えるようになって。それで、めがねの本場である、福井県の鯖江市で1年半ほど修業をしました。
  • Q.
    どうして丹波市で開業されたのですか?
    A.
    実は、候補地は4つほどありました。そこで、それぞれの候補地について、競合状況などの位置づけや、にぎわいなどの環境について比較しました。お客さんのふりをしてそれぞれの地域のめがね屋さんを周って品揃えを調べたり。その結果、いちばん地域として元気で、家賃や競合などの関係上、もっとも有利と判断した丹波市に出店することに決めました。
  • Q.
    丹波という田舎にはずいぶんおしゃれなお店です。
    A.
    ありがとうございます。逆に、丹波にはおしゃれな店や情報発信型の店舗が無いなと感じたのも立地選択の理由でもあります。セレクトショップをするにも、メーカーの地域限定を先取できるメリットもありますし。
  • Q.
    ラクーラさんというと手づくりというイメージでしたが、ブランド品もあるのですね。
    A.
    はい、近畿地方でも当店だけの取り扱いブランドというのも多いんですよ。現在のところそうした既製品が8割、手づくりのオーダー品が2割という販売構成です。ちなみに、アクセサリーを作ったりもしているんですよ。リストバンドとか。
  • Q.
    商工会の起業塾に参加されて計画を練られたのですね。
    A.
    ずいぶん役に立ちました。なにより、自分を支えていただける方がたと出会えたのが大きかったです。経営指導員さんからも、開業補助金や融資といったことも教えていただき、ずいぶん助けていただきました。
  • Q.
    起業はお一人で?
    A.
    経営計画は、かつての同僚と二人で練りました。ファミレスや近くの公園のベンチで、あれこれと相談したりして、ずいぶん議論しました。
  • Q.
    始めてみて、想定外といったところはありますか?
    A.
    開店時にクーポン付のチラシをまいたのですが、思ったより利用されませんでした。また、アクセサリーの良さなど、自分の思いがまだまだお客様に伝わっていないとも感じています。それでも、「工房」の名前でいらしていただけるお客様が少なくなく、ありがたく思います。
  • Q.
    口コミが多い?
    A.
    そういう面はあります。もっとも、口コミは事業計画には入れられません。コントロールできない要素ですから。口コミを生むためにどのような努力をするか、については計画に入れることはできますが。とにかく、自分としては人間的魅力を磨くほかないので、お客様からの信頼を得られるよう、日々努力しています。
  • Q.
    高橋さんのお話を伺っていると、こちらまで元気になります。
    A.
    私自身が、お客様のありがとうという言葉から元気をいただいているんです。今はお店にいることが楽しくて、帰りたくないくらいです。起業するには、もちろんある程度の自己資金などが必要ですが、なにより、そうした幸せをつかみにいくという気持ちが欠かせないように思います。